シビック タイプR(EK9)ショックAssy交換 その他

亜美嬢の赤バッチはそろそろ100000km目前、

と言う訳で足回りのリフレッシュ(簡単にではあるが)を行いました。

本当ならブレーキキャリパー、マスターシリンダー、クラッチマスターシリンダー、

レリーズシリンダーのOH、ブレーキホースの交換もやりたいところですが

時間の都合で次回に持越しです。

*注意*

このぺージを参考にして重大な事故が起きても当方は一切関知しません

自動車の改造整備は自己責任の下で行ってください

 

2004 3月

本日のお題は、F/RショックAssy交換、F/Rブレーキパッド交換、Fブレーキローター交換、汁物全交換、タイヤ(スタッドレス→ノーマル)交換です。

ショックAssyは5000km走行の純正中古品、本来なら生物のショックの中古品は避けたいところですがアッパーマウントとサスのセットで値段が安かったので、90000kmオーバーのものと比べればOKという事で。

まずはRから。
ジャッキアップしたらタイヤを外し、ロアアームのつながるトレーリングアーム、ショック、スタビリンクのネジを外します。
スタビリンクのネジは片側だけでOK。
ネジを外したらロアアームを下にずらしショックの下側のマウント部を後ろにずらします。

次はショックの上側。
14mmのナット2つで止まっています。スピーカーカバーはネジ3本(矢印)スピーカーはネジ4本でで止まっているのでそれを外すとショックの頭が見えてきます。
このナットを外せばショックAssyは下に抜けてきます。

このような長いエクステンションがあれば上から差し込んでナットを外せますが、無い場合は周りのカバーを外すハメになるでしょう。

ショックを外したらキャリパーのサイドワイヤー部のカバーを外し(10mm2本)キャリパーを外します。サイドワイヤーが繋がっているので上下ともネジを外します。この時キャリパーサポート側のスライドピンも回ってしまうのでスライドピンに17mmのスパナをかけて、14mmのネジを外します。

サイドワイヤーの固定プレートを外せばキャリパーがフリーになります。コレはラジペンなどでこじれば外れます。

外れたキャリパーのピストンを縮めます。EK9のRキャリパーはサイド内蔵式なのでピストンを時計回りに回せば引っ込んでいきます。この時溝にラジペンなどをかませて回しますが、ブーツがピストンに張り付いている場合が多いのでその時にはCRCなどを吹いてブーツが破れないようにします。
また回すのが異常に硬い時はシールが硬化しているのでOHします。
ピストンを奥までねじ込んだら溝を元の位置に合わせます。
(写真の通りキャリパーに対し溝が垂直になるように)

キャリパーサポートに新しいパッドをセットします。パッドはオイライチオシのプロジェクトμのNR、0℃〜650℃と十分な性能(これ以上あってもブレーキフルードがDOT4では耐え切れず、DOT5にしてもキャリパーのシールが持たなくなる)で特性としては踏力に対しリニアに制動力が立ち上がるタイプで非常にコントローラブルなパッドです。この時裏用と表用があるので注意します。パッドの座金にピンがあるほうが裏側です。このピンに先程のピストンの溝がはまります。

キャリパーをセットする前にキャリパーサポートに刺さっているスライドピンを抜き取りグリスアップします。ココには二硫化モリブデングリスを使用しました。二硫化モリブデングリスは空気に触れる場所に使用すると硬化しますのでこのようなブーツなどの密閉される場所にのみ使用します。
後はバラした順番と逆に組みつけていきます。

Fです。
キャリパーの外し方はRと同じです。Fはローターも交換するのでキャリパーサポートも外します。(17mm2本)

ローターは2本のネジで止まっています。大抵は固着しているのでショックドライバーなどで外します。ネジを外すとローターは外れますが、ハブに張り付いている時はハンマーなどでショックを与えるか矢印のネジ穴にネジをねじ込むとはがれます。

Fショックをバラします。まずはココの14mmのネジを外します。このネジはブラケットを締めこんでいるだけでなくショックのストッパーもかねているので緩めるだけでなく抜き取ってしまいます。

Fロアアームのネジも抜き取ります。ココは14mmのボルトナットで止まっています。

2本のネジを外したらFショック下側のブラケットを外します。ショックから抜けない時はCRCを吹いたり、ハンマー等で軽くショックを与えてやると外れます。
後はアッパーマウントのナット(14mm)を外せばFショックが外れます。この時純正のFタワーバーは先に外しておきます。

バラバラになった部品。

この通りガランドウです。

バラした順と逆に組みつけていきます。Fショックには左右のモノが決まっていますので貼ってあるステッカーの表示で確かめます。また裏表も決まっているのでFショック下側の溝を内側に向けて組み付けます。(この溝にブラケットのネジが咬みます)

FローターはRG。特にこだわって選んだわけではなく、純正より安く購入できた為。新品のローターには腐食防止の為オイル等が塗布してある為ブレーキクリーナー等で脱脂します。

ローターの固定ネジ。
以前友人のひさぽんから譲ってもらった純正部品。実際はローターの固定はホイールナットでロードホイールと共締めされてるのでこのネジは単なる位置決めのモノの為あまりきつく締めなくてもOKです。

新品のブレーキローター、とパッド。コチラもバラした順と逆に組み付けます。パッドには泣き防止の為のパッドグリスを塗ったりシムを挟んだりパッドの角を面取りしても良いですがオイラはフィーリング重視の為、それらの処理は全て省きます。

今回はエンジンオイルはFETの15W-50の100%化学合成のモノを使用。安売りしていた時にまとめ買いしました。
普段はこんなに高いオイルは使いません。
4Lでピッタリです。

ミッションオイルはイ○ローハットブランドの75W-90。ウチの赤バッチは純正のヘリカルデフなままなのでコレで十分。シフトフィールも良く、どこぞの某有名ブランドのオイルよりもココのオイルは品質も良く値段も手ごろなので愛用しています。しかしこのオイル、ヘリカル(トルセン)はOKで機械式LSDは不可との事ですがどういう仕様のオイルなんでしょうか?オイル交換のやり方は別で紹介します。

最後にLLCの交換とブレーキフルード、クラッチフルードのエア抜きをします。LLCは極普通の物をラジエターのドレーンから抜いて30%の濃度で補充します。こまめに交換していればコレで十分、エア抜きも忘れずに。ブレーキフルードはERGのDOT4、頂き物です。エア抜きの仕方は別で紹介します。後は100kmくらい走ってバッドとローターをなじませればOKです。すり合わせが出来れば良いのですが設備が無いので走ります。